鶴ヶ城の敷地内には、約1,000本の桜があると言われている桜の名所です。
福島県立博物館横の彼岸桜から開花が始まり、
徐々に本丸へと桜前線が移っていき、
満開のころには多くの人が桜を見に訪れます。
例年の見ごろは4月中旬から。
桜の時期に合わせて、鶴ヶ城では「桜まつり」が開催されるので、
ここではその見どころを3つご紹介しましょう。
鶴ヶ城の桜まつりはいつから?
鶴ヶ城の桜まつりは、4月7日(金)~5月7日(日)にかけて開催されます。
GW過ぎまでの開催ですが、桜の見ごろは4月中旬から下旬にかけてです。
鶴ヶ城桜まつりの会場は、鶴ヶ城です。
桜の時期からGWにかけては、周辺の駐車場が非常に混雑します。
可能な限り「まちなか周遊バス」などの公共交通機関を使われることをおすすめします。
なお、鶴ヶ城までは、会津若松駅から歩いて30分程度ですので、
ゆっくり歩きながら会津若松の街並みを見て回るのも気持ちがいいですよ。
見どころその1「ライトアップ」
桜が楽しめるのは昼間だけではありません。鶴ヶ城は夜桜も見事です。
ただでさえ見事な夜桜ですが、鶴ヶ城では桜まつりの期間中、天守閣などをライトアップしています。
ライトアップは日没から21:30まで。
桜が咲いているこの時期は、夜が遅くなっても宴会をしている人たちで賑やかです。
お城の中で夜桜を見ながら宴会をするのも良いですが、せっかくなら夜の会津若松に繰り出してみて。
市内には、美味しいお酒と料理が楽しめる居酒屋さんがたくさんあります。
鶴ヶ城から徒歩10分程度の「会津若松市役所周辺」には様々なお店が集まっているので、
足を運んでみると良いですよ。
観光で会津にいらした方はもちろん、地元民で初めてそのお店を訪れる人でも、気軽に立ち寄れるお店が多いです。
見どころその2「會津十楽」
「會津十楽(あいづじゅうらく)」は、もともと藩主だった蒲生氏郷(がもううじさと)が提唱した経済・文化振興制度です。
織田信長が行った「楽市」を見本に、会津の商工業基盤を固めるために実施したと言われています。
その會津十楽を、現代に再現したイベントが「會津十楽」です。
例年春と秋の2回行われており、今回鶴ヶ城で開催されているのは「春の陣」になります。
十楽エリアにはいろいろなブースが出ているので、のぞいてみると面白いですよ。
中には「もっきり屋(日本酒の飲み比べができる)」や「ら・じびえ(ジビエ料理が食べられる)」など珍しいブースもあります。
もちろん、食べ物だけでなく会津木綿の小物や雑貨などを扱うブースもあるので立ち寄ってみてくださいね。
十楽エリアでは、開催日ごとに特別なゲストがやってきます。
ゲストによるパフォーマンスも見どころの一つです。
見どころその3「花見酒屋台村」
花見と言ったら、花見酒。酒どころとして有名な会津ですから、当然花見に酒はつきものです。
今年は4月22日にテニスコートそばの「二の丸」で、「花見酒屋台村」が開催されます。
花見酒屋台村とは、文字通り桜を愛でつつ酒を飲む「呑兵衛」のためのイベントです。
周辺にはおつまみを売る屋台も出るので、会津の美味しいものを食べながら楽しくお酒を飲みましょう。
なお、前売り券購入者は5種類のお酒の飲み比べができます。嬉しいオリジナルのおつまみ付きです。
前売り券は1枚500円。会津若松酒造協同組合にて取り扱っています。
会津若松の春を満喫しよう♪
鶴ヶ城は、桜の名所100選にも選ばれたことがある場所です。敷地内にある1000本の桜が一斉に咲き誇ると、それは美しい光景を目にすることができます。
天守閣の最上層から眺めれば、眼下には桜の海が……。
ぜひ一度会津若松の桜まつりに足を運んで、会津の春を満喫してください。
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